湯シャンは抜け毛や薄毛にも効果はあるの?湯シャンの正しいやり方と注意点

海外モデルのミランダカーなども取り入れていることで注目の湯シャン。シャンプーを使わないで洗髪をして本当にきれいになるの?また抜け毛や薄毛に効果があるの?

これから湯シャンを始めようと考えられているあなたに、湯シャンの抜け毛や薄毛への効果と正しい湯シャンの方法についてお届けします。またより効果を出すために是非知っておいていただきたい注意点をご紹介します。

湯シャンを詳しく知ろう

テレビや雑誌で取り上げられている湯シャンについて知るには、湯シャンが生まれた背景も知っておく必要があります。

湯シャンとは?

湯シャンとは、お湯だけで髪を洗う方法です。通常、洗髪と言えばシャンプーやコンディショナー、トリートメントを使用しますが、湯シャンは全くそれらを使用しません。

お湯のみで髪や頭皮に付着した汚れや皮脂を落としていくのです。

お湯だけで果たして汚れが落ちるのかという疑問についてですが、十分お湯で汚れは落ちます。頭皮に付着した皮脂は水でもそのほとんどを落とすことができます。また食器などを洗う際にお湯だとより汚れが落ちることからも分かるように、お湯は十分な洗浄力を持っているのです。

またお湯の温度が高くなればなるほど、洗浄力はアップします。お湯の温度が40度を超えるとシャンプーで洗ったのと同様の洗浄力に及ぶほどとなります。

湯シャンは何故生まれた?

では湯シャンは何故生まれたのかについてご紹介します。

シャンプーは髪の汚れを落とす為に使われていますが、お湯でも同様の効果が出るのであれば湯シャンでもなんら問題ありません。昨今のエコ思考にみられるように、それよりも身体に安全で刺激のないものを選ぶことの方が大事なのではないかという観点に意識が移されたのです。

  • 化学成分に頼らずに洗髪をすることで得られる安全性
  • 本来、頭皮に必要な皮脂を取り過ぎないこと
  • 頭皮や髪が本来持っている自然治癒力、蘇生作用及び殺菌作用を生かすこと
  • 頭皮の乾燥や過剰な皮脂分泌を防ぎ、頭皮環境を整える

つまり「化学成分に頼ることなく、本来の身体の機能を大切にした上で育毛環境を整えよう」という考えが移行されてきたのです。

シャンプーって怖い?

当たり前のように使用しているシャンプーはどんな成分から作られているのかご存知でしょうか?是非知っておいていただきたい市販のシャンプーの怖い作用についてご紹介します。

市販シャンプーは薄毛を生むことも!?

市販のシャンプーは非常に洗浄力が強く、育毛環境を整えるばかりか、薄毛を生んでしまう事もあります。

その洗浄剤として使われているのが「合成界面活性剤」という化学成分です。これは衣類を洗う時に使用する洗剤などに含まれているものと同じです。

「合成界面活性剤」は、本来溶け合わない水と油が溶け合うようにする非常に強い洗浄成分です。その為、頭皮を覆っている皮脂をなかば強制的に根こそぎ取り去ってしまうのです。さらにシャンプーを行う際に40℃以上のお湯で洗い流してしまうと、頭皮のバリア機能はごっそり剥がされ、無防備な状態にされてしまいます。

頭皮は本来皮脂によって守られていますが、バリア機能を取り除かれたことで水分が保てなくなると乾燥します。乾燥した頭皮が紫外線を浴びると頭皮細胞がダメージを受け、抜け毛を増やし、薄毛に繋がるのです。

また頭皮が乾燥すると、外的刺激から守る為に、過剰に皮脂が分泌されます。結果、毛穴に皮脂や汚れが詰まり育毛を妨げてしまいます。

頭皮を清潔にしようと使用しているシャンプーが原因で、逆に頭皮環境を悪くさせるという皮肉な結果が生まれるとは悲しいものです。

市販シャンプーで気を付けたい成分

市販のシャンプーのすべてが危険ではありませんが、シャンプーに入っている成分で気を付けたい成分を知っておいてください。

ラウリル硫酸ナトリウム

高級アルコール系界面活性剤であり、皮脂を必要以上に取り除いてしまいます。1970年に発ガン性物質であり毒性があるとされ、厚生労働省によって調査が行われました。その結果、発がん性はないとされましたが、一度疑われたものであることから進んで使用することはお勧めできません。

ラウレス-23、ラウリル硫酸アンモニウムなどと表記されていることもあります。ラウリル~という表記が成分表示にあるものは避けてください。

これらの成分は、比較的安価なシャンプーに多く含まれています。

ラウリル硫酸ナトリウムが使われていないシャンプーを使ってみたい方は、haruシャンプー黒髪スカルプ・プロがおすすめです。haruシャンプーは頭皮ケアに特化したシャンプ―ですが、白髪の改善も期待できる口コミで人気のラウリル硫酸ナトリウムが入っていないシャンプーです。

湯シャンの効果は育毛にも!

強い洗浄剤を使用しないことで安心の湯シャンの効果についてご説明します。

湯シャンの効果と育毛

湯シャンの最大の効果は、適度な皮脂を頭皮に保つことで頭皮環境を整えることです。

頭皮上にある皮脂は悪者扱いされがちですが、非常に重要な役割を持っています。その1つが頭皮内の水分を保持することです。またエアコンの風などが頭皮に直接当たり、乾燥しないように皮脂はカバーの役割も持っています。

お顔などのお肌と同じで、頭皮も水分がないと乾燥してしまい髪の毛もパサつきます。また乾燥により痒みがでたり、フケの発生にも繋がります。しかし頭皮の水分量が保たれていると、頭皮のハリも保たれそこに生えている髪の毛の水分も保つことができます。

2つ目は、紫外線などの外的刺激から頭皮を守る働きです。頭皮が紫外線を浴びてしまうと、紫外線は頭皮の奥の細胞にまで達し、頭皮細胞の老化を招きます。

頭皮がこの2つの働きを持ち合わせているからこそ、髪が育ちやすい頭皮環境に保つことができるのです。また常在菌と呼ばれる表皮ブドウ球菌、マラセチア菌などから頭皮を守り、頭皮トラブルのない育毛環境を作り出す役割ももっています。

土壌が良ければ立派な野菜が育つように、頭皮という土壌が健康に保たれればそこに生える髪の毛も丈夫に育ちます。

ただし1つ知っておいていただきたいのは、湯シャンの効果が感じられるのは最短でも半年程度続けてからです。それは市販の頭皮に負担があるシャンプーによってダメージを受けた頭皮が補修する時間が必要だからです。

正しい湯シャンの方法とコツ

湯シャンで効果を感じられるようにするためには、正しい湯シャンを行う必要があります。準備段階から、髪の仕上げまでを流れに沿ってご説明します。

湯シャンの準備ポイント

湯シャンを行う際に準備するものをご紹介します。

  • 動物性の毛で出来た柔らかめのヘアブラシ
  • 先端が丸いプラスティック性の粗い目のヘアブラシ
  • お酢かクエン酸
  • 洗面器

お風呂に入る前に、動物性の柔らかめのヘアブラシを使用し、毛先からじっくり丁寧に髪をとかします。髪についているホコリなどを取り除き、頭皮の皮脂を髪になじませる為に行いますので、必ず髪を濡らす前に行ってください。

湯シャンの方法

湯シャンを行う前に、33~34度程度のぬるま湯で頭全体を洗いましょう。指の腹でマッサージするように頭皮をこすりながら行うと汚れが落ちやすくなります。3~5分程度、しっかり時間をかけて行ってください。ただし洗い流す時間が5分を超えると、余分な皮脂まで洗い流してしまうので気を付けましょう。

この時に、髪が長い方はプラスティック性のブラシでブラッシングしながら行うとより汚れが取り除きやすくなります。

お湯の温度は40℃以上になると、洗浄力が強すぎて皮脂が取り去られてしまうのでくれぐれも注意してください

湯シャンの後、もうひと手間プラスして、髪の軋みを防ぐ方法をご紹介します。

洗面器にぬるま湯とお酢あるいはクエン酸を小さじ1/2~1/3加えてよく混ぜます。そしてその液を頭皮や髪の毛になじませます。その後、さっとお湯で洗い流してください。

お酢やクエン酸は酸性です。お湯はアルカリ性なので、湯シャンをした後は、髪の毛は弱アルカリ性になります。これを酸性のお酢やクエン酸を使って中和し、本来の弱酸性に戻すことで軋みを防ぎます。

お酢のニオイが気になる方は、お酢ではなくクエン酸を使用するといいですよ。

湯シャンは乾燥も大事

湯シャンが終わった後の乾燥にも大事なポイントがあります。

まず水分を拭き取るときは、バスタオルに髪を挟み押して水分を吸い取ります。絶対に髪同士をこすってはいけません。髪は濡れた状態が最も弱っており、摩擦を与えるとより髪を傷めてやすくなる為です。

水分を取った後は、自然乾燥ではなく、開いたキューティクルを閉じる為にドライヤーで乾かして下さい。同じ場所に熱風が当たり続けると、ドライヤーの熱で髪を傷めるので当てる場所を変えながら乾かすことが大切です。

湯シャンで効果を出すためのQ&A

湯シャンをしていく上で、こういう時はどうしたらいいのかな?という疑問が浮かんでくることでしょう。そこで、より効果を出す為の方法をQ&A方式でご紹介します。

乾燥肌、脂性肌の湯シャンはどう変える?

乾燥肌の方、脂性肌の方でスキンケア方法が異なるように、頭皮を洗う湯シャンも変化をつけるのがベターです。

まず、乾燥肌の方の湯シャンポイントです。

乾燥肌の方の湯シャンポイント

・低めの温度(32~34℃)のお湯で洗い、皮脂を取り過ぎないようにする
・洗う時間を短縮する(2~3分)

乾燥肌にも個人差がありますので、お湯の温度と洗う時間を調整しながらご自身のベストを探しましょう。

次に、脂性肌の方の湯シャンポイントです。

脂性肌の方の湯シャンポイント

・お湯の温度を少しずつあげる(35~40℃まで)

これ以上温度を高くすると、洗浄力が強すぎてしまいます。ベタつきも湯シャンを続けていくうちにだんだんと無くなっていきますので、多少は我慢しながら様子を見てください。

季節で湯シャン方法は変える?

汗をかきやすい夏の頭皮と乾燥しやすい冬の頭皮は当然状態が異なります。そこで季節によっても湯シャン方法に変化をつけましょう。

夏は、毎日湯シャンを行いますが、30~33℃程度の低温洗浄を行いましょう。

冬は、2~3日に1度、35℃前後のお湯で湯シャンを行います。毎日シャンプーをしている方からすると驚きかもしれませんが、汗をあまりかかず乾燥しやすい冬場は皮脂を保つという意味合いでこの頻度がおすすめです。

湯シャンを中断した方がいい時は?

湯シャンを中断する判断ポイントも知っておく必要があります。

強い痒み、赤み、フケの悪化が見られた時です。これはあくまでも湯シャンをした後にこれらの症状がでたり、そもそもあった症状が悪化した場合です。

湯シャンを中断してもこれらの症状が治まらないときは、一度皮膚科などを受診することをお勧めします。

湯シャンがあう人・合わない人はいる?

湯シャンは基本的に誰にでも合うシャンプー法です。ただし中にはあう人、合わない人もおられます。

湯シャンが合う人とは、年齢とともに頭皮の乾燥が気になりだした方です。シャンプーの強い洗浄力よりもソフトな湯シャンが乾燥から頭皮を保護できる為です。

一方若い方は皮脂の分泌が活発なので、湯シャンが合わない方が多く見られます。またフケが多いく脂漏性皮膚炎を患っている方にもあまりお勧めできません。これはシャンプーによる抗菌効果が得られなくなる為です。事前に皮膚科の先生に相談をした上で行うようにして下さい。

皮脂の分泌量はホルモンバランスによっても変わってきます。そこで女性は、生理周期に合わせて湯シャンと通常のシャンプーを使い分ける方法もあります。

皮脂分泌が高まる生理前と皮脂が増え始める排卵期は湯シャンとシャンプーを交互に行い、皮脂量が減る生理時は湯シャンのみにするという方法もお勧めです。

まとめ

湯シャンは頭皮に優しい洗髪法だということがお分かりいただけたでしょうか?またご自身の体調に合わせて調節が出来るのも魅力です。

最後に今日から湯シャンをやってみようかなという方にアドバイスです。いきなり今日から湯シャンオンリーと切り替えてしまうのではなく、まずはシャンプーとの併用をしながら徐々に湯シャンに切り替えるのが無理のない方法です。

あなたにあった湯シャン方法で育毛環境を整えていきましょう。