女性の脂漏性脱毛症(しろうせい)の症状・原因・対策方法

女性の脱毛原因の中に、脂漏性脱毛症というのがあります。フケがたくさん出てしまうのが特徴で、女性にとっては周りの目も気になりますよね。

ここでは、女性の脂漏性皮膚炎はどんな症状が出るのか、何が原因で発症するのか、どんな対策ができるのかを紹介します。

脂漏性皮膚炎の症状

脂漏性脱毛症…漢字からして脂っぽくて毛が抜ける症状かな~?というのが想像できますが、脂漏性脱毛症は脂漏性皮膚炎が原因で起こる脱毛症です。そこで、脂漏性皮膚炎の症状を知っておきましょう。

フケ

暗い色の服を着ていると特に目立つのが、フケですよね。フケ自体は決して異常なことではありません。

頭皮も新陳代謝を繰り返していますから、新しい皮膚が生まれれば古い皮膚が押し上げられてフケとなって剥がれ落ちます。
しかし、こんなフケの症状には脂漏性皮膚炎を疑いましょう。

  • 気になるほどフケが多い
  • 洗ったそばからフケが出る

健康な頭皮から出るフケは、気になるほどの量ではなく目を凝らさないと見えないくらい小さいものです。

肩についているのが分かるほどのサイズのフケや、洗ってドライヤーで乾かした直後からフケが発生しているのは通常の状態とは言えませんよ。

痒み

脂漏性皮膚炎は痒みを伴います。中には我慢できないくらい激しいかゆみがあるケースもあり、掻きむしることでさらに痒みを強くさせて、症状の悪化を招くことにもなります。

湿疹

脂漏性皮膚炎は、脂漏性湿疹とも呼ばれ湿疹ができます。皮脂の分泌が脂漏性皮膚炎に大きく関係しているので、皮脂が分泌されやすい頭皮に発症しやすいのです。

皮脂の増加

脂漏性皮膚炎が皮脂を増加させるのではなく、原因となっているのが異常な皮脂の分泌です。そのため、脂漏性皮膚炎になっている頭皮はべたついています。酸化した皮脂汚れは、不快なにおいも発生させます。

抜け毛

脂漏性脱毛症は、脂漏性皮膚炎が原因で起こります。脂漏性皮膚炎の主な原因である皮脂の過剰分泌と、異常なフケの発生によって毛穴が塞がれることが抜け毛を起こしているのではないかと言われています。

脂漏性脱毛症の原因

脂漏性脱毛症の原因は脂漏性皮膚炎です。マラセチア菌という、誰の皮膚にも常在しているカビ菌の一種が原因で起こります。

正常な状態では、頭皮にマラセチア菌がいても脂漏性皮膚炎にはなりません。しかし、このマラセチア菌は湿った場所や皮脂汚れが大好き!マラセチア菌にうれしい環境が整うと、マラセチア菌が増殖してしまうのです。

皮脂汚れ

皮脂汚れはマラセチア菌のエサとなって菌が増殖する原因になります。皮脂汚れがマラセチア菌の増殖の原因になるのはこんな時です。

ワックスが付いたまま寝てしまう

皮脂汚れはマラセチア菌の大好物!皮脂汚れをエサに増殖します

シャンプーで皮脂汚れが落とせていない

夜ちゃんとシャンプーしても汚れが落とせていなければ意味がないですね

皮脂汚れをエサにしたマラセチア菌たちは脂肪酸を排出!この脂肪酸が、皮膚の炎症を起こすのです。

乾燥

べたつく症状が特徴の脂漏性皮膚炎と、乾燥している環境は関係がないように思えますよね。しかし、乾燥している頭皮は「皮膚が乾燥しているよ!皮脂をもっと分泌させなきゃ!」と、必要以上の皮脂を分泌させます。

乾燥から皮脂の異常分泌が起こるのはこんな時です。

皮脂を落としすぎ

界面活性剤などの洗浄成分が強いシャンプー剤は、必要な油分まで洗い流し頭皮が乾燥します

紫外線ダメージ

紫外線対策をしないと、肌が日焼けした時と同じように頭皮も乾燥します

湿気

カビは湿気のある温かい環境で増殖しますよね。マラセチア菌も同じです。湿気と温かい環境、これらがそろってしまうのはこんな時です。

お風呂上りにすぐ髪を乾かさない

濡れている頭皮と暖かい環境はマラセチア菌を増やします。髪が濡れたまま寝るのは危険!

ホルモンバランスの乱れ

女性ホルモンのエストロゲンには、髪の成長を助けるほかに肌を健康に保つという役割もあります。このホルモンのバランスが崩れると、皮脂の分泌を調節できなくなり過剰に皮脂が分泌されてしまうことがあります。

産後や更年期といった、女性ホルモンのバランスが崩れやすい時は男性ホルモンが強く働いて脂漏性皮膚炎になってしまうことがあります。

脂漏性脱毛症の治療方法

脂漏性脱毛症を治療するには、まず脂漏性皮膚炎を治療する必要があります。どんな方法と治療薬で治すのが一般的なのでしょうか。

ステロイドの塗り薬

ステロイドは即効性があり炎症を沈めてくれる効果が高い反面、副作用のリスクがあることで使いたくないなと思う人もいますよね。

しかし、ステロイドと言ってもローション、クリーム、軟膏など治療薬のタイプは様々です。それに、正しい使い方をすればとても治療に効果的な薬なんですよ。

抗真菌外用薬

最近は脂漏性皮膚炎の治療に、抗真菌外用薬が良く処方されるようになりました。以上に増殖してしまったマラセチア菌を退治してくれる塗り薬ですね。

ステロイドよりも症状がぶり返すリバウンドが起こりにくいというメリットがあります。ステロイドの後に抗真菌外用薬を使うという治療法もあります。

ビタミン剤の服用

健康な皮膚を保つのに必要な栄養素に、ビタミンB群が挙げられます。脂漏性皮膚炎は、ホルモンのバランスが崩れることの他にビタミンBが不足していることも。

特に、ビタミンBのビオチンは、皮膚の健康を保ったり薄毛や白髪を予防したりする働きがあるんですよ。

かゆみ止め

脂漏性皮膚炎の厄介な症状の一つに、痒みがありますね。我慢できないくらいの痒みが伴うと、頭を掻きむしることで頭皮が傷つき更なる症状の悪化を招くことになります。

そんな痒みに効くのがかゆみ止めの薬。花粉症の薬にも使われている抗ヒスタミン薬は痒みの症状によく効きます。塗り薬や飲み薬があるので、症状の程度や医師の判断で処方してもらいましょう。

脂漏性脱毛症の予防方法

脂漏性皮膚炎は、間違った生活習慣、ホルモンバランス、環境などが原因で起こりますが、脂漏性脱毛症というのはこの状態が相当悪化してから起こる症状です。

脂漏性脱毛症を発症しないためには、脂漏性皮膚炎になったらすぐに治療する!そもそも脂漏性皮膚炎にならないようにする!ということが大事です。

シャンプーの見直し

ちゃんとシャンプーをして髪の毛を洗っていても、頭皮には皮脂汚れが着いたままかもしれません。界面活性剤の入った洗浄成分の強いシャンプーは使わないようにすることはもちろん大事。

アミノ酸系やせっけん系のシャンプーを選んで優しく洗うことはもちろん大事です。
しかし、髪の毛に付けて泡立てて流すだけだったリ、爪を立てて頭皮を傷つけるような洗い方は更なる皮脂のつまりやフケの原因になります。

シャンプーの仕方
  1. ぬるいお湯を使ってプレシャンプー(シャンプー剤を使わない洗髪)をする
  2. 全体のホコリが流し終わったら、手のひらでシャンプーを泡立てる
  3. 泡を頭全体に行き渡らせ、指の腹を使って優しくマッサージしながらシャンプーする
  4. 泡が無くなってしまうのは、まだ頭皮が汚れているからなので2~3を再び行う
  5. 頭についているシャンプーを完璧に洗い流す
  6. トリートメントは傷んでいる毛先にのみつける
  7. シャンプーもトリートメントもよく洗い流す

髪は必ずすぐに乾かしてから寝る

髪を濡れたままにしておくとマラセチア菌が繁殖してしまいます。シャンプーをしてお風呂から上がったら、髪の毛をしっかり乾かしましょう。

髪が長かったり量が多かったりする人は、乾かすのがとっても面倒くさいですよね…。しかし、脂漏性皮膚炎になったら大変な症状に悩まされることになるので、ここはしっかり乾かしてください。

髪の毛の乾かし方
  1. タオルドライででいる限り髪の水分をふき取る(タオル越しでも爪は立てずに指の腹で)
  2. ドライヤーを使って根元から乾かす(近づけ過ぎない、同じ個所に熱を当て続けないこと)
  3. 仕上げに髪の表面を上から下へなでるようにしながら風を当てる(キューティクルを閉じてツヤを出す)

紫外線ケア

紫外線を浴びすぎて肌の皮がはがれたことってありませんか?頭皮も皮膚なので同じことが起こりますよ。紫外線を浴びてダメージを受けた頭皮は、フケが増え乾燥して皮脂の分泌が増加します。

この状況はマラセチア菌の大好きな環境ですよね。
これらのダメージを夏に受けて秋に脱毛の症状が現れることが多く、「秋になると抜け毛が増える」と言われるのはこのためだとも言われています。

紫外線のダメージを防ぐ方法
  • 帽子をかぶる
  • 日焼け止め効果のある整髪料を使う

紫外線ダメージを防ぐことも大事ですが、日焼けしてしまった頭皮を冷水で冷やして数日はシャンプーを使わずに洗うなどのアフターケアも必要ですよ。

便秘解消

お腹の問題である便秘と頭皮で起こる脂漏性皮膚炎、一見関係のないように思えます。しかし、便秘になっている腸内は、老廃物がたまることで体中を毒素が巡ります。便秘になると肌荒れや吹き出物が出てきますよね。

便秘は脂漏性皮膚炎を悪化させるので、便秘の解消が必要です。

便秘解消の方法
  • 食物繊維を多く含むバナナなどを食べる
  • 水分を意識してたくさん飲む
  • 善玉菌や乳酸菌を含む納豆、ヨーグルト、キムチ、チーズなどの発酵食品を食べる
  • ストレッチをして胃腸の働きを助ける
  • 腹筋運動をして調の動きを助ける筋肉をつける

食生活の見直し

偏った食生活は、マラセチア菌の大好きな皮脂の分泌を増やしてしまうことがあります。忙しい時に便利なカップラーメンなどは、塩分油分が多く入っているので食べ過ぎは禁物です。

また、髪の毛を生成したり成長させたりするためのビタミンEやたんぱく質、亜鉛が食生活に足りていないのも抜け毛の原因になります。

髪の成長と頭皮の健康に必要な栄養素を含む食べ物
ビタミンE ナッツ類、ウナギ、いくら、オリーブオイル、アンコウの肝、マヨネーズ
たんぱく質 しらす干し、いわし、いくら、すじこ、ビーフ、たらこ、アジ
亜鉛 魚介類(特に牡蠣)、ビーフ、ポーク、チキン、チーズ

症状が悪化しないうちに医師の診察を受ける

脂漏性皮膚炎は放置してしまうと、悪化するリスクの高い皮膚炎です。それに、フケが毎日肩についているのも恥ずかしいですし、強い痒みはとってもストレス。また、脂漏性皮膚炎は頭皮にだけでなく、顔のTゾーンやわきの下などにもできることがあります。

脂漏性脱毛症も脂漏性皮膚炎が悪化した結果起こる症状ですので、皮膚科あるいは頭髪専門クリニックを受診して早めに治療を受けましょう。頭皮や髪の問題は、頭髪専門の方が特化しているのでおすすめは頭髪専門クリニックですよ。

おすすめの頭髪専門クリニックヘアメディカル
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脂漏性皮膚炎かもしれない…脂漏性皮膚炎がなかなか治らず脂漏性脱毛症の症状も出てきてしまった…という時におすすめのクリニックはヘアメディカルクリニックです。

頭髪を専門にみているこのクリニックでは月間に15,700人以上を治療している実績があるので、あなたに合った適切な治療を提供してくれますよ。
女性専門クリニックや、待合室が女性オンリーの場所もあるので周りの目を気にせずに通えるのもうれしいですね。

まずは無料カウンセリングでいろんな疑問や治療への不安を解決するところから始めてみてはいかがでしょうか。

まとめ

脂漏性脱毛症は、脂漏性皮膚炎がひどくなった時に起こる脱毛の症状です。まず大切なのは、脂漏性皮膚炎の原因であるマラセチア菌を増やさない頭皮環境をキープすること!

皮脂を過剰に分泌させない、乾燥させない、湿ったままにしないということが脂漏性皮膚炎の予防につながります。

そのためには、間違ったシャンプー方法を見直したり、紫外線対策をしたり、便秘を解消したりとできることから始めましょう。また、脂漏性皮膚炎になってしまっても、早めに治療すれば脂漏性脱毛症になる前に改善することが可能な皮膚炎です。

完治させるまでに長いケースでは1カ月程かかると言われているのが脂漏性皮膚炎。脂漏性脱毛症で薄毛になってしまった場合には、髪が生えそろうまでもっと時間がかかるでしょう。

長く通う可能性を考慮すると、ヘアメディカルのような実績があるクリニックが安心して通えるのではないでしょうか。