パントガールの効果と副作用

男性の薄毛治療薬はプロペシアやミノキシジルなど様々ありますが、かつて女性用薄毛治療薬はありませんでした。そんな中、パントガールは世界ではじめて効果および安全性が認められた女性用薄毛治療薬なのです。

3ヵ月で70%以上の方が抜け毛の減少が改善したという臨床結果もあるパントガールはいったいどんな薬なのでしょうか?

パントガールの特徴と効果、さらに副作用などをまとめてご紹介します。

パントガールの薄毛への効果

まずはもっとも気になるパントガールの薄毛への効果や特徴について詳しくご紹介します。

パントガールは女性特有の薄毛治療薬

パントガールは女性特有の2つの薄毛の効果を発揮する内服薬です。

1つ目は「びまん性脱毛症」です。年齢とともに女性ホルモンが減少することが原因で起こる頭部全体が薄くなる脱毛症です。2つ目は「分娩後脱毛症」です。ホルモンバランスの変化が原因で、産後に起こる一時的な脱毛症です。

これらのいずれとも、引き起こされる背景には女性ホルモンの存在があり、男性用の薄毛治療薬ではあまり効果が見られないのが現状でした。そこで女性特有の薄毛に特化した治療薬を望む声に応えるべく研究と改良が行われた結果生まれたのがパントガールなのです。

パントガールはドイツのMerz Pharmaceuticals GmbH社(メルツ社)が製造販売しています。また世界で初めて女性の薄毛に効果を表す唯一の医薬品として認められた製品です。

パントガールの特徴と効果

まずはパントガールの適応症状を以下にご紹介します。

  • 髪のボリュームダウンにお悩みの方
  • 抜け毛による薄毛が気になり始めた方
  • 産後の抜け毛が気になる方
  • ストレスで抜け毛が増えた方
  • 睡眠不足などの生活習慣の乱れで抜け毛が増えた方
  • パーマ、カラーリングの繰り返しで薄毛が気になる方

女性の薄毛の悩みで最も多いのが、髪のボリュームが少なくなってきたことでヘアスタイルが決まらないという悩みです。40代頃から特に気になる方が増え始め、地肌が目立ってしまうのが特徴です。また髪をセットしても隙間が目立ち思うようにスタイリングが決まらないと感じている方も多いでしょう。さらに髪が薄くなってくると頭皮が目立ち、紫外線の影響を受けやすくなります。

また、若い女性でもストレスを多く抱えていたり、偏食やダイエットによる栄養不足で髪が薄くなってきたという方にも効果的です。

これらに加えて紫外線やパーマ、カラーリング剤によってダメージを受けた髪質を改善させる働きもあります。

女性特有の薄毛の悩みに、パントガールに含まれる様々な成分が有効です。髪が生まれる元になる毛母細胞を活性化させ、細胞自体の代謝を上げるなど、細胞レベルからの働きかけを行うことで抜け毛の減少が期待できるのです。

パントガールを製造しているMerz Pharmaceuticals社の臨床試験結果によると、3ヶ月使用した方のうち70%が抜け毛の減少を認めています。さらに20%の方は抜け毛がない正常な状態にまで戻ったという結果がでています。

パントガールはどんな成分?

パントガールという薬にはどんな成分が含まれているのか、そして髪への影響についてご紹介します。

パントガールに含まれる成分

1.パントテン酸カルシウム

別名ビタミンB5と呼ばれる成分で、パントテン酸とカルシウムが結合してできた物質です。皮膚の新陳代謝に欠かせない成分です。それはパントテン酸カルシウムがビタミンCの働きを助ける役割を持っている為です。ビタミンCは皮膚や髪の毛を作り出すたんぱく質を合成する
大切な働きを持っています。

つまり、髪が作り出される過程をサポートする働きと、髪が育つ土壌である頭皮を健康に保つ2つの役目を持った成分です。

2.パラアミノ安息香酸

パラアミノ安息香酸もビタミンB群の1種です。皮膚の老化を防ぐことと白髪の予防という2つの働きを持っています。紫外線の影響などで頭皮が老化してしまうと、健康な髪の毛が育ちません。そんな紫外線からも頭皮や髪の毛を守ってくれます。

またパラアミノ安息香酸は白髪になりかけていた髪を黒く戻す働きも持っています。さらに上記のパントテン酸カルシウムの吸収も助けることでも知られています。

3.ビタミンB1

別名チアミンとも呼ばれる栄養素でエネルギー代謝に関係しています。炭水化物の代謝を助ける為、髪の主成分であるたんぱく質の代謝にも欠かせません。

また直接的に髪とは関係がないように感じますが、ビタミンB1が不足すると免疫力が低下し、ストレスに弱くなります。ストレスは抜け毛やホルモンバランスの乱れを引き起こすことから、ビタミンB1も薄毛予防に欠かせない栄養素だと言えるでしょう。

4.薬用酵母

薬用酵母はビール酵母を乾燥させて作られています。髪に欠かせないたんぱく質や消化酵素、ビタミンB群を豊富に含んでいます。

頭皮の新陳代謝にも関係している成分です。

5.ケラチン

ケラチンは髪の毛を作っている18種類のアミノ酸が結合してできているたんぱく質です。育毛に欠かせない成分で、髪の毛に栄養を与え、傷んだ髪の毛の補修効果も持ち合わせています。

6. L-シスチン

L-シスチンはケラチンタンパクに多く含有されている成分です。L-シスチンに含まれる硫黄は頭皮を丈夫にし、髪の毛にコシを与える働きを持っています。

パントガールが効果的な人と避けた方がいい人

パントガールを使用すると効果が表れやすい人と、逆に使用を避けた方がいい人がいます。あなたはどちらに当たるのか見極めておきましょう。

パントガールが効果的な人

パントガールが効果的な人をご紹介します。

  • 更年期に差し掛かり髪のボリュームが少なくなってきた人
  • 出産後の抜け毛がひどい人
  • ストレスが多く、抜け毛が目立つ人
  • ダイエットの影響で薄毛になってきた人
  • パーマやカラーリングなどを良く行い、薄毛がきになる人

年齢に関係なく、若い人から50代の方にも幅広く適応できるのが魅力です。

パントガールを避けた方がいい人

上記でご紹介した薄毛や抜け毛にお悩みの方であればどなたでも使用可能ですが、万が一を考えて避けておいた方がいい人もいます。

それが「妊娠中の方」と「授乳中の方」です。いずれのケースも胎児や赤ちゃんへの影響が懸念されるためです。妊娠中は女性ホルモンエストロゲンの分泌が盛んであるため、どちらかといえば抜け毛は少ないものです。しかしストレスなどが影響で薄毛を引き起こす事もゼロとは言えません。そんな時は、パントガールは使わず、ストレス回避や栄養面などの改善を行いましょう。

また産後はエストロゲンの分泌が通常に戻る為、妊娠中抜けなかった髪が一気に抜けてしまいます。そこで抜け毛が気になるものですが、母乳を与えているお母さんはパントガールが赤ちゃんに届かないように気を付けたいものです。そこでパントガールではなく、授乳中でも使える育毛剤などを使用する方法もあります。

あまり使用することはないでしょうが、12歳以下のお子さんへの使用は避けてください。これはパントガール自体が子供に対しての科学的試験を行っていない為です。

パントガールの費用と安全性

次にパントガールをどうやって手に入れればいいのか、また費用や安全性はどうなのかという点についてご説明します。

専門医に処方してもらうのが安全

パントガールを使用する場合、ベストなのは専門医に処方してもらう方法です。サプリメントであれば専門医の処方までは必要ありません。また市販の薬であれば薬剤師さんに相談する程度でいいでしょう。

しかしパントガールは薬効が認められた医薬品です。その為、実際に専門医に診てもらった上で処方してもらうのが安心です。

処方をもらう為には、当然診察してもらう必要があります。その費用を支払ってでも、安全面と正しい使用方法を指導してもらうのが結果としてプラスになります。

パントガールは保険適用外である為、費用は1ヶ月15,000円前後と決して安くはありません。しかし値段よりも正規品を正しいルートで入手することが、薄毛解消の早道となります。

個人輸入やネット通販にはリスクが?

パントガールを専門医に処方してもらった方がいいとご説明したのには、リスクを回避するためです。最近では個人輸入やネットの激安通販などを利用すると医薬品でも安く手に入ります。

ただしそれには落とし穴があることが多いのです。手元に届いたら、正規品ではなく類似商品だったとか、海外製品は使用方法が日本語表記でないため、使用量を誤るケースもあります。

ちなみに現在、個人輸入などで手に入れることが出来るパントガールは2種類あります。1つ目はスイス製の「インターナショナル版」、2つ目はオーストリア製の「オーストリア版」です。両者の違いはシスチンの配合量で、前者は20mg、後者が220mgです。

金額は「インターナショナル版」が1箱90錠入りで6,000~8,000円、「オーストリア版」が1箱90錠入りで6,000~9,000円となっています。

1箱1ヵ月分である為、確かに医師に処方してもらうよりも安いのは事実ですが安全性を優先させたいものです。

パントガールの使用方法

パントガールはカプセル状になっており、1日3カプセルを毎食後に水で服用します。

飲めばすぐに効果が表れるのではなく、最低でも3ヶ月は続けることで結果が見えてきます。そこからさらに効果を持続させ薄毛を解消していく為には、半年から1年というスパンで飲み続ける必要があります。パントガールに含まれる髪や頭皮の奥の毛根に有効成分を浸透させていくことが大切だからです。実際に髪の毛は1ヶ月に約1センチ程度しか伸びません。そこでご自身が変わったなと感じるには3センチは伸びる頃、つまり3ヶ月は必要です。

パントガールを飲むときに気を付けたいのはお水の温度です。栄養素によっては熱に過敏なものが含まれているので、低温もしくは常温で飲むことをお勧めします。お茶やお湯などでは飲まないように気を付けてください。

パントガールの副作用は?

最後にパントガールの副作用について確認しておきましょう。

パントガールは安全性が認められている医薬品であるため、今までに副作用の報告はなされていません。

パントガールは1カプセル1キロカロリー以下です。そこで服用することで太ってしまうという事もありません。中には太ったという感想を持っている人もいますが、服用した時期が生理時期などと重なると時期的なものでむくんだように感じることもあるようです。

しかし基本的に専門医の指導の上で、正しく服用すれば副作用はありません。

まとめ

ご紹介してきたパントガールは、薄毛に悩む女性の強い味方ともいえる医薬品です。効果が高いのが特徴ですが、安く手に入れるということだけを意識して購入することは避けましょう。

安全にかつ効果的に薄毛を解消させてこそ、長く今後のおしゃれも楽しめというものです。