膠原病(こうげんびょう)による脱毛症の原因と治療方法

脱毛症の中には、病気の兆候として起こることもある脱毛の症状があります。その中でも膠原病は、未だ医学的に解明されていない部分の多い、脱毛を伴うことがある病気。ここでは、膠原病とはどんな病気なのか、どうして膠原病になると脱毛症になってしまうのかを説明します。

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膠原病(こうげんびょう)とは

膠原病というのは病気の名前ではなく、3つの疾病が合わさっている病気の名前として使われている言葉です。つまり、膠原病は1つの病気ではなく、これらの疾病を併せ持ったすべての病気を総称して膠原病と呼びます。

3つの疾病

  • 自己免疫疾患
  • リウマチ性疾患
  • 結合組織疾患

例外として感染による発症と分かっているリウマチ熱以外は、ハッキリした原因が未だ分かっていません。ただし、膠原病に関する研究は年々進んでいると言われ、医学の発展とともに解明される日は近いのではないかと言われています。

膠原病はどうして脱毛するのか

膠原病になると脱毛症になると言われていますが、なぜ脱毛がおきてしまうのでしょうか。このメカニズムを説明します。

免疫機能が毛根を攻撃

膠原病の中にある疾病に、「自己免疫疾患」があります。免疫というのは、身体に良くない!と判断したものと戦って身体から追い出すシステムのこと。例えば、風邪菌が体内に入ってきた時は、身体の免疫が風邪菌と戦って自分の身体を守ろうとします。風邪をひきやすい人を「免疫力が低下している」と言いますよね。

免疫疾患は、免疫力が衰えるのではなく免疫システムが異常をきたしている状態のこと。そのため、身体が毛根を体に良くないもの!と勘違いして攻撃します。この働きによって抜け毛がおきるのです。

栄養不足

免疫システムの異常は、毛根だけでなく身体の臓器にも影響を及ぼします。そのため、その影響によっておきた炎症を収めるために、身体はずっと栄養を消費しています。身体が最優先するのは、髪の毛よりも生命の維持に欠かせない臓器の修復。

つまり、身体が栄養不足の状態になっているということは、髪にも十分な栄養が送られていません。髪に必要な栄養が得られないことで、抜け毛がおきてしまいます。

副作用による脱毛

膠原病の治療は、ステロイドホルモンを使ったホルモン療法が一般的です。効果的な治療方法ですが、決して優しい薬ではないので、知識の豊富な医師の指導の下行う必要があります。また、脱毛の他、肥満、ニキビ、便秘、睡眠障害、骨粗鬆症、生活習慣病などの副作用がおきるリスクがあります。

膠原病の種類の一例

膠原病は病気の名前ではなく、自己免疫疾患、リウマチ性疾患、結合組織疾患を併せ持った病気の総称。では、どんな病気が膠原病と呼ばれているのでしょうか。

関節リウマチ

関節の部分を繋いでいる組織(たんぱく質やコラーゲンなど)が炎症を起こしたり腫れたりしてしまう疾病。進行すると関節が変形したり機能しなくなってしまったりすることもありますが、早期発見と早期の治療によって病状を改善することが可能です。

SLE

全身エリテマトーデスとも呼ばれるSLEは、全身のあらゆる場所や臓器に炎症が起こる疾病。症状としては、発熱、体重減少、臓器の病変、疲労感などが挙げられます。一度SLEが治っても、再発を繰り返してしまう病気ですが、早めの治療によって生活に支障のない状態に改善することが可能。

強皮症

漢字から読み取れる通り、皮膚や内臓が硬くなってしまう病気です。皮膚と筋肉のみに影響のある限局性強皮症は膠原病に含まれませんが、内臓組織にまで影響する全身性強皮症は膠原病の1つです。

皮膚の硬化の他に、レイノー症状という手足の血行不良、肺線維症による息切れや咳からの高血圧や肺炎、咳、強皮症クリーゼによる吐き気や頭痛からの肝不全、逆流性胃腸炎などが症状として挙げられます。それぞれの症状を治療することによって5年前後で病状が安定すれば、少しずつ改善していくことができます。

多発性筋炎・皮膚筋炎

多発性筋炎・皮膚筋炎は、筋肉が炎症をおこすことによって、身体に力が入らない、疲れが取れない、身体が痛いという症状が現れる病気です。また、ヘリオトロープ疹と呼ばれる瞼の腫れ、湿疹、指の関節横にできる紅斑が現れると皮膚筋炎に分類されます。

最も注意が必要なのは、この疾病によって併発する肺炎や悪性腫瘍。完治が難しい病気なので、早めに気づいて早めに治療を受けることが大事です。

膠原病の原因

膠原病は未だに原因がハッキリしていない病気ですが、一部の病気は遺伝も考えられることや女性がかかりやすい病気であることなどが分かってきています。そこで、今のところ膠原病の原因として考えられているいくつかの原因を紹介します。

膠原病の原因1.ストレス

膠原病の原因として、ストレスが原因かどうかは分からないのが現状です。しかし、身体的・肉体的ストレスによる自律神経のバランスが崩れることが、免疫システムに異常をきたす原因になっているのではないかと言われています。

膠原病の原因2.ウイルス

膠原病になった人から健康な人に、膠原病は感染したりしません。しかし、風邪などのウイルスにかかった時をきっかけに膠原病を発病してしまうと考えられています。中でもリウマチ熱は、溶連菌に感染することでおこる炎症反応です。

膠原病の原因3.体質

膠原病が遺伝と関係あると考える人もいますが、確かに母親が膠原病だと子供が膠原病になる確率がちょっぴり高いのは確かなようです。しかし、一卵性双生児でも2人ともが膠原病になるわけではないことから、遺伝が原因であるというには無理があります。ただし、膠原病になりやすい遺伝的な体質の人が、環境因子などが原因で膠原病になることは考えられると言われています。

膠原病の原因4.紫外線

こんがり焼けた肌はヘルシーなイメージがありますが、紫外線も膠原病を発病するきっかけになると考えられています。特に長時間紫外線にさらされていると、膠原病にかかりやすくなることは判明しています。

膠原病の抜け毛対策

膠原病によって抜け毛がおきてしまったら、それは免疫異常や身体の炎症、薬の副作用など様々な原因が考えられます。では、抜け毛を少しでも抑えるためにできることにはどんなものがあるのでしょうか。

膠原病の抜け毛対策1.リラックス時間を大切に

膠原病の原因なのではないかと言われているストレスは、膠原病を悪化させ症状の進行を早めてしまう原因としても考えられています。仕事、家庭、友達付き合いなどでストレスやプレッシャーを感じることもあるでしょう。リラックス時間を大切にして、心も体も安らぐ時間を作りましょう。

膠原病の抜け毛対策2.紫外線対策をしっかり

紫外線も膠原病の原因の一つとされていますが、SLEのような皮膚に病状が現れる病気の場合は、紫外線に当たることで病状が悪くなるとされています。膠原病の治療をしている人は、夏の強い日差しの下でのスポーツやアウトドアは避け、帽子や日傘を使って紫外線対策をしましょう。

膠原病の抜け毛対策3.栄養のある食事を

膠原病の症状として、体重の減少や食欲不振などがありますが、ステロイドの副作用で食欲が増して肥満になりやすくなることがあります。逆に、食欲がないからと言って食事をしないと、髪に必要な栄養が摂取できません。また、肥満は過剰な皮脂分泌によって抜け毛の原因になりかねませんね。

膠原病と言っても、どんな病状でどんな薬を服用しているのかによって、必要な食事療法が異なります。食欲がないからと言って食べないというのはもちろん良くないのですが、どんな食事をどれくらいの量で食べるべきなのか医師に相談しましょう。

膠原病の抜け毛対策4.医師に相談

膠原病が原因で起こっている抜け毛の症状をどうにかしたいのであれば、医師に相談しましょう。膠原病の治療はもちろん最優先ですが、その中で薬を変えたり何かしらのアドバイスや対処をしてもらったりしましょう。

膠原病の抜け毛対策5.自己判断はNG

膠原病による抜け毛がおきた場合、自己判断で薄毛治療の薬を使用するなどの治療は危険です。膠原病の治療に用いられている薬と合わない可能性もあります。また、膠原病は内臓が炎症を起こしてしまう病気なので、薬が身体へ更なる負担を与えてしまうかもしれません。きちんと医師に相談しましょう。

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まとめ

膠原病は病気の名前ではなく、自己免疫疾患、リウマチ性疾患、結合組織疾患が重なっておこる病気の総称です。膠原病には様々な種類がありますが、女性がなりやすい病気であり、一部を除いては病気の原因が分かっていないのが現状。ですから、治療は簡単なものではありません。

しかし、膠原病の多くは早期発見と早期の治療が回復を早めるカギになります。膠原病によっておこってしまった抜け毛は、膠原病の治療と上手に付き合いながら対策を行う必要があります。自己判断で薄毛治療薬を使ったりせず、抜け毛が気になったら医師に相談することがおすすめです。