女性の抜け毛に潜む病気とは?

抜け毛の症状は生活習慣や頭皮環境の悪化、ストレスなどの影響もありますが、病気の兆候という可能性も考えられます。今回は、抜け毛が症状として現れる病気にはどんなものがあるのか、抜け毛が気になったらどうしたらよいのかを説明します。

病気の兆候が抜け毛

風邪をひいたら咳や熱が出たりしますよね?この風邪の症状のように、抜け毛が病気のサインとして起こることがあります。

膠原病

膠原病は病気の名前ではなく、リウマチ熱、強皮症、全身性エリテマトーデスなどの全身の部位に炎症が起こる病気の総称です。中には難病に指定されている病気もあり、比較的に男性よりも女性がかかりやすい病気だと言われます。

自己免疫疾患とも呼ばれ、自分の免疫組織が正常に働かなくなり、毛乳頭を侵入物とみなして攻撃することで脱毛症状が起こります。膠原病の原因については未だはっきりしていないことも多いのですが、徐々に解明されてきているようです。

甲状腺の病気

甲状腺とは、私たちののどぼとけのすぐ下にあります。甲状腺の役割は、甲状腺ホルモンを血液中に分泌して新陳代謝を促す働きがあります。つまり、甲状腺ホルモンのバランスが崩れて甲状腺異常になると、新陳代謝も異常を起こしてしまうということに。

甲状腺ホルモンの分泌が低下してしまう「甲状腺機能低下症」では、新陳代謝が悪くなり髪を作るための細胞分裂が阻害されます。甲状腺ホルモンの分泌が過剰になる「甲状腺’機能亢進症」では、行き過ぎた新陳代謝によって抜け毛や毛穴のつまりを引き起こすと考えられます。

卵巣の病気

女性ホルモンのエストロゲンは、髪の毛を作ったり成長させたりするために必要なホルモンです。そのエストロゲンを分泌しているのが卵巣。卵巣嚢腫などの卵巣の病気は、卵巣機能を低下させエストロゲンの分泌が低下し、抜け毛の症状が起こると言われています。

鉄欠乏症

女性に多いとされている鉄欠乏症貧血は、血液が足りないのではなく血液中の鉄分が不足している症状のことです。鉄が不足することで髪の成長に必要な酸素の供給が十分ではなくなり、脱毛の症状が起こります。動機、息切れ、眩暈、疲れが取れないという女性は要注意。

脱毛症も立派な病気

髪が抜けるだけなら命にはかかわらないのだから、病気と呼ぶにはちょっと…。と思っている人!脱毛症も立派な病気ですよ。早めに治療することで回復を早めることができます。

更年期障害

更年期障害は閉経を迎えるとされる45~55歳に発症しやすい障害。のぼせや発汗などの他に、卵巣の働きが低下してエストロゲンの分泌が減少することで抜け毛が起こります。症状の重さには、日常生活に支障をきたすレベルから生活に何ら差しさわりのないレベルまで個人差があります。

エストロゲンの分泌が減少すると、男性ホルモンのジヒドロテストステロンが抜け毛のシグナルを発信。毛根にある受容体がシグナルをキャッチすることで抜け毛に繋がります。このような抜け毛症状をびまん性脱毛症や女性男性型脱毛症、女性AGAと呼びます。

円形脱毛症

円形脱毛症の原因はまだ明確にはなっていませんが、免疫疾患の一つとしても考えられています。他にもアレルギー体質、ストレス、遺伝も関係していると言われています。円形脱毛症には数種類あり、症状が進行すればするほど治療に何年もかかるような難治性円形脱毛症になる可能性が高まります。

円形脱毛症には、初期症状であるいわゆる10円ハゲと呼ばれる単発型、単発型が2つ以上現れると多発型と呼びます。このほかにも、多発型が繋がって全頭の髪が抜けてしまう全頭型脱毛症、蛇が這った後のように生え際が脱毛する蛇行型脱毛症、体中のあらゆる毛が抜けてしまう汎発性脱毛症があります。

皮膚疾患

髪の毛というのは、ある皮膚が変化してできたものです。皮膚に異常が起これば、そこから生えてくる髪も健康とはいきません。抜け毛に繋がる皮膚疾患として代表的なのは「脂漏性脱毛症」です。頭皮の乾燥や皮脂の過剰分泌によってカビの一種であるマラセチア菌が増殖して脂肪酸を排出。

脂肪酸が頭皮に刺激を与えることで、頭皮の炎症、大量のフケ、痒みが発生します。これは皮膚炎によって起こる抜け毛なので、抜け毛を防いだり発毛を促進したりするような治療ではなく、脂漏性皮膚炎を治すことが最優先になります。

治療の副作用ということも

病気の治療を行う上で起こる副作用にも抜け毛があります。これは一時的なものなので、治療が終われば自然と元に戻るケースが多いです。

放射線治療の副作用

がんの治療に用いられる治療方法に、放射線を照射する方法があります。放射線を当てた部位には脱毛の副作用が見られますが、照射していない部分は脱毛しません。胸部や腹部に放射線治療を受けても、髪の毛は脱毛しないということです。

薬の副作用

服用薬にも抜け毛の副作用が報告されているものがいくつもあります。大きなくくりだと、抗がん剤、ステロイド、睡眠導入剤、精神安定剤、抗うつ剤など。また、ミノキシジル配合の発毛薬として人気のあるミノタブも、発毛前の副作用として初期脱毛が起こると言われています。

気になる抜け毛は医師に相談しよう!

抜け毛が増えたと感じたら、もしかしたら病気のサインかもしれません。病気による抜け毛は、いくら効果的な薬や育毛剤を使っても病気を治療しない限り改善しません。抜け毛が増えて「もしかして…」と思ったら、自己判断で薬や育毛剤を使う前に医師に相談しましょう。

東京ビューティークリニック

東京ビューティークリニックは、女性向けの髪専門クリニック。女性専門だから、待合室などで男性に遭遇してしまう心配はありません。カウンセリングや相談は無料で行っているので、まだ通うか迷っている人でも気軽に話を聞くことができます。

また、治療開始前に行う血液検査では、抜け毛の原因を突き止めたり、薬を服用しても良い健康状態化を確認したりすることができますよ。

早めの対処が早期回復のカギ

抜け毛が気になるのであれば、早めに医師に相談して治療を開始しましょう。もし、抜け毛の原因が病気だったら、早めに病気を治療することで回復する確率が上がるだけでなく、抜け毛の原因を取り除くことにもなりますね。

また、びまん性脱毛症などのホルモンによる抜け毛だったら、症状が進行してしまってからよりも薄毛が気になる前に治療を開始することで、抜け毛を防ぎ現状を維持することができます。薄毛治療は病気が原因でもびまん性脱毛症が原因でも、早めの治療が早期回復のカギになります。

まとめ

抜け毛が症状として起こる病気には、膠原病、甲状腺異常、卵巣の病気、鉄欠乏症などが挙げられます。どれも抜け毛の原因が病気にあるので、抜け毛を改善するには病気の治療が必要になります。また、一般的に脱毛症と呼ばれているものも立派な脱毛の病気です。

抜け毛が気になったら甘く見ず、病気の可能性も考えて必ず早めに医師に相談しましょう。その際、様々な症例を見てきた頭髪専門の医師がいる、薄毛治療専門のクリニックを選ぶことがおすすめ。薄毛は早めに治療を始めることで早めに改善するケースが多いので、気になったらカウンセリングを受けましょう。