女性の円形脱毛症(えんけい)の症状・原因・対策方法

女性の円形脱毛症は、丸く小さい範囲で脱毛するいわゆる10円ハゲの他にもさまざまな症状があるのを知っていますか?さらに、円形脱毛症はストレスによるものだと思っている人が多いのですが、そのほかにも円形脱毛症を引き起こす原因があります。

ここでは、円形脱毛症の症状5つとその原因、治療法、予防方法を紹介します。

円形脱毛症の症状

10円玉サイズの脱毛だけが円形脱毛症ではありません。発見したときはびっくりしてしまうと思いますが、早めの治療が早く治すカギになります。

単発型

いわゆる一般的に知られている10円ハゲの状態です。この段階であれば症状が軽く、見つけられないうちに治ることも多々あります。放置しておいても自然に治ることが多いのですが、面積が広がっていくような場合や目立つ場所に合って気になる場合には治療が必要です。

多発型

多発型脱毛症というのは、10円ハゲが3つ以上の個所にできてしまっている症状です。どれかが治るとまた新しい円形脱毛が発生するというイタチごっこ状態になり、完治するまでに半年から長くて2年の歳月を要することもあります。繰り返し発生するので、治療に2年以上かかることも。

全頭型脱毛症

単発型の円形脱毛症が多発型に変わり、円形に脱毛したところがくっつきあった結果、全頭にわたって髪の毛が抜けてしまう症状です。完治させるまでにはかなり根気のいる症状で、なかなか治らずに数年が経過している状態を難治性円形脱毛症とも呼びます。

汎発性脱毛症

汎発性脱毛症まで症状が進んでしまうと、髪の毛だけでなくまつ毛や眉毛、といった体のあらゆる毛が抜け落ちてしまいます。

単発型から多発型に進行し、やがて全頭型から汎発性に悪化していくので、ここまでの症状になる前に治療を始めないと完治はなかなか難しいものになります。

蛇行状脱毛症

蛇行状脱毛症というのは、その名の通り蛇がはった後のように細長く脱毛する症状のことです。襟足の付近や耳の上部分などの、目立ちやすい生え際に現れやすいのが特徴です。

多発型に分類され、全頭型脱毛症や汎発性脱毛症のように治すまでに時間のかかる症状です。

赤ちゃんでもなる円形脱毛症

円形脱毛症の特徴として、なりやすい人はいない!誰でもなりうる!抜け毛の症状ということが言えます。ですから、赤ちゃんでも円形脱毛症になる時はなります。

ストレスが円形脱毛症の大きな原因になっているというのが常識のようになっていますが、そうではありません。

円形脱毛症の原因は1つではないので、子供が円形脱毛症だからと言って「親である自分がストレスを与えてしまった!」なんて自分を責めないでくださいね。また、子供の頭が円形にハゲていても、実はブランケットや枕での摩擦が原因で円形脱毛症ではないこともありますよ。

円形脱毛症の原因

円形脱毛症と聞くと、真っ先に思い浮かぶのがストレスですよね。しかし、円形脱毛症の原因は1つではありません。原因を知ることが円形脱毛症を改善する糸口になりますよ。

自己免疫疾患

これを食べると免疫がつく!とか、免疫力が落ちていると風邪をひきやすい!という言葉をよく耳にしますが、そもそも「免疫」ってどんなものか知っていますか?免疫という漢字を別々にすると分かりやすいです。

免…免れる(まぬがれる)
疫…えき(病気や伝染病)

免疫力というのは、病気や伝染病から免れる力のこと。血液中の白血球は、体の中に入ってきた菌やウィルスを攻撃し撃退する力があります。この力が弱っている時=免疫が落ちている=風邪をひきやすいといわれているんですね。

ですが、自己免疫疾患の場合は少し違います。自己免疫疾患は、体の免疫機能が故障して異常に作用している状態です。体内に入ってきた菌ではなく、自分の体の一部さえも「病原菌だ!排除しなきゃ!」と勘違いしてしまうのです。

そのため、髪を育てる土台である毛根を、体が病原菌と判断して排除しようとする。これによって抜け毛の症状が起きてしまうのが自己免疫疾患による脱毛症。赤ちゃんや子供が円形脱毛症になるのは自己免疫疾患によることが多いそうです。

遺伝

今までは円形脱毛症はストレスによるものであり、遺伝子的な要素は関係がないと言われてきました。しかし、近年では円形脱毛症の原因となる遺伝子が複数見つかるなど、遺伝子的な要素も関係しているのではないかと言われています。

ただし、男性型脱毛症で言われているように、「母親がAGA遺伝子を持っていれば遺伝する確率が高い」というようなはっきりしたことはまだ分かっていません。

両親や兄弟姉妹に円形脱毛症の人がいなくても、祖父母や曾祖父母からの遺伝も考えられるようです。

ストレス

ストレス社会と言われているこの時代、ストレスによって円形脱毛症を発症する人が多いと言われていますね。過度のストレスが抜け毛を引き起こすことは、動物実験などでも明らかにされています。

女性が社会で男性に負けないくらい活躍している今の社会では、女性にかかるストレスやプレッシャーは相当なものでしょう。

しかし、ストレスがどんなメカニズムで円形脱毛症を発症しているのかは、明らかになっていないのが現状です。ただ、ストレスは自律神経のバランスを崩すため、血管が収縮して毛母細胞に届ける栄養や酸素が滞ってしまうと言われています。

ストレスを過度に感じる日々が当たり前になっている人は、特に要注意!ストレスはなるべく感じていると実感し、意識して発散したりリラックスしたりする時間を設けることが必要です。

美味しいものを食べる、好きな音楽を聴く、睡眠をしっかりとるなど、忙しくても心と体を癒してあげましょう。

ホルモンバランスの崩れ

女性が妊娠して出産すると、体のホルモンバランスが急激に変化しますよね。妊娠している時はいつも以上に体が女性ホルモンで満たされ、女性ホルモンであるエストロゲンの作用で髪の毛の成長期が長くなりツヤも出てきます。

逆に、出産後は身体が元のホルモンバランスに戻っていくため、その過程で長い間成長期にいた髪の毛が後退期→休止期へと移ります。

そのため、産後3カ月から抜け毛が多くなって半年から1年するとヘアサイクルが妊娠前と同じように戻ります。

しかし、この産後の生活で睡眠がとれていなかったり、産後ダイエットのせいで必要な栄養を取っていなかったりすると、体の回復力が弱まってしまいます。これにより、産後の抜け毛が発端となって円形脱毛症を発症してしまうことがあるんですよ。

アトピー

円形脱毛症を発症する人は、アトピー性皮膚炎であることが多いと言われています。アトピー性円形脱毛症とも呼ばれ、免疫疾患と遺伝的な要素とが関係しているのではないかとも言われているんですよ。

子供にみられる円形脱毛症は、このアトピーや花粉症が原因になっていることが多いです。

脱毛範囲が狭い円形脱毛症の治療法

単発性の小さな円形脱毛症は自然に完治することもありますが、目立つ場所にできてしまった場合などは治療して早く治したいですよね。

ステロイドなど外用薬での治療

ステロイド…皮膚炎の治療にも使われるステロイドを塗布して治療する方法です。毛根を攻撃している自己免疫機能の働きを抑える効果があります。
塩化カルプロニウム…女性用の発毛剤にも使われている成分で、血行を促進して発毛を促すことで治療します。

内服薬での治療

グリチルリチン 免疫機能を調節したり、アレルギー反応を抑えることで治療する円形脱毛症の治療薬です。
セファランチン 白血球の治療薬としても使われている薬で、造血機能、血行促進、アレルギー反応を抑える作用があります。

脱毛範囲が広い円形脱毛症の治療法

円形脱毛症の範囲が広い場合には、塗り薬や内服薬だけでは効果が出にくいです。広い範囲の脱毛にはこんな治療が行われますよ。

ステロイド注射での治療

局所的にステロイドを注射して、自己免疫の働きを抑える治療方法です。多発型や蛇行状脱毛症の治療に使われますが、注射の痛みや治療後に皮膚がへこんでしまうことがあります。

雪状炭酸圧抵療法・液体窒素による冷凍療法

1~2週間に1回のペースで、脱毛個所を冷やして刺激を与えて発毛させる方法です。雪状炭酸圧抵療法は柔らかなドライアイスを用いたもので1秒程度患部に当てます。

液体窒素による冷凍療法は、液体窒素を含んだ綿棒などを当てたり直接頭部にスプレーしたりします。

雪状炭酸圧抵療法とステロイド服用の併用

雪状炭酸圧抵療法とステロイド服用を並行して行うことで、円形脱毛症の改善が早まると言われています。

長引く円形脱毛症の治療

通常であれば、半年から長くて2年で完治するのが円形脱毛症です。しかし、何度も繰り返してなかなか治らない難治性の円形脱毛症にはこんな治療が行われます。

ステロイドパルス治療

外用薬や内服薬で使われるより10倍の濃さのステロイドを、点滴で数日かけて投与し内服薬も併用する方法です。入院が必要なところと通院で行えるところがあります。副作用が強く出てしまうリスクが高いのがデメリット。

局所免疫療法

かなりユニークな治療法で、脱毛している箇所をわざとかぶれさせて治療します。かぶれる物質を塗布することで皮膚が炎症を起こし、そのかぶれのプロセスが自己免疫機能を抑えるのだそうですよ!

軽い円形脱毛症の治療

とても小さな円形脱毛症がポツンと現れたら、どうしたらよいのでしょうか。

自然に治るのを待つ

小さな円形脱毛症の場合、1年以内で自然に治ってしまうことも多いです。ただし、女性の場合は目立つところにできるとそれがストレスになってしまったり、人から見られることが恐怖になってしまったりする視線恐怖症にもなりかねないので早めに治療を受けましょう。

漢方

円形脱毛症が、いったいどうして発症してしまうのか?実際のところはっきり分かっていないのが現状ですが、漢方で体の不調を改善することで円形脱毛症が改善する人もいます。漢方には、病気のような症状を速攻で治すような作用は期待できません。

しかし、副作用のリスクが低く、血行促進作用、リラックス作用、更年期障害を緩和する作用、免疫を上げる作用のある漢方薬は、発症し始めの円形脱毛症の改善におすすめです。円形脱毛症だけでなく体の体質改善にもつながる点がうれしいポイントですね。

女性用育毛剤を使ってケア

円形脱毛症の治療は保険が適用されるので、軽度の円形脱毛症の治療でもクリニックなどで治療薬を処方してもらうことは可能です。しかし、医薬品には副作用のリスクを背負わなければならないことが多い!
例えば、
ステロイド…外用薬は皮膚が薄くなったりリバウンドで治療前よりも症状が悪化したりすることがあります。

また、内服薬では、腎臓の機能への悪影響や糖尿病、骨粗鬆症、高血圧など様々な病気を引き起こす可能性があります。どちらも医師の指示に従って使用すれば問題ないですが、長期の使用は危険です。

円形脱毛症の初期症状には、女性用育毛剤の中でも無駄な添加物の配合されていない、優しい処方のものを使ってケアしてあげましょう。

女性の円形脱毛症を治療するなら、ヘアメディカルクリニックがオススメ!
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ヘアメディカルクリニックは、発毛専門のクリニックです。年齢による抜け毛治療だけでなく、円形脱毛症の治療も行っていますよ。

ヘアメディカルグループのクリニックは、女性専門外来または待合室を男性とは離してあるので通院する時に周りの目を気にする必要はありません。

無料カウンセリングが受けられるので、気になる治療方法やケアの方法を詳しく聞きながら治療方針のアドバイスを受けることができますよ。

まとめ

老若男女だれでも様々な原因で発症する円形脱毛症。小さな円形脱毛を発見したら、まずは様子を見ましょう。その時にできることとして漢方や女性用育毛剤を使ってケアしてあげることが大切です。そして、脱毛部位をよく観察しておくこと。

放置しておくと症状が進行して難治性円形脱毛症になってしまう可能性があります。脱毛部位が広がるようであれば、すぐに医師の診察を受けてください。副作用はあっても、医師の指示に従って使用すれば強い薬でも上手に治療することは十分可能です。

治療は長期にわたるケースがほとんど。ヘアメディカルのような無料カウンセリングがあり、女性専用の待合室やクリニックが整っているとこれからの通院にかかるストレスが軽減できるのではないでしょうか。