秋に多い女性の抜け毛の原因と対策法

秋と言えば紅葉の秋!食欲の秋!ですが、抜け毛の増える秋が来てしまった…と思っている人も少なくありません。ここでは、なぜ女性の抜け毛は秋に多く起きてしまうのか、秋の抜け毛はいつまで続くのかを説明。また、秋の抜け毛を防ぐ対策方法やアフターケアについても紹介します。

秋の抜け毛はいつまで続くのか

秋に抜け毛が多いと感じているのはあなただけではありません。多くの女性が秋は特に抜け毛が増える!と感じています。この秋の抜け毛、いつまで続くのでしょうか。

秋は動物の毛が生え変わる時期らしい

犬や猫などのペットを飼ったことがある人は知っていると思いますが、動物の毛は秋に生え変わります。夏仕様だった体毛が、これから始まる冬に備えて生え変わるのです。人間も動物ですから、本来の身体の名残としてこの生え変わりが起こっているのではないかと言われています。

冬前には終わるはず

体毛を冬仕様に変えるという話をしましたが、この原理から考えると冬前には抜け毛が収まり冬仕様になっていなくてはいけませんね。なので、秋の抜け毛は秋のうちに終わります。しかし、この生え変わりが原因ではなかった場合、秋のうちに終わらないこともあるので注意が必要ですよ。

ケア方法によっては終わらないかも

秋のうちに終わらない抜け毛は生え変わり以外の原因があります。それは、頭皮がダメージを受けていたり、体の調子がすぐれていなかったりという原因が考えられます。頭皮のケアはもちろんのこと、体のコンディションを整えることも髪にとっては大事なことなんですよ。

秋の抜け毛じゃなく脱毛症の場合も

秋は抜け毛が多いと感じる人が多い。これは当たっているのですが、この知識のせいで秋の脱毛以外の抜け毛の症状を見逃してしまうこともあるので注意しましょう。抜け毛の症状は、治療を行うタイミングが早ければ早いほど改善するまでの道のりが短くて済みます。

秋の抜け毛じゃない抜け毛の症状

頭皮が痒い、かぶれている、フケがすごい、いずれかの症状がみられる

皮膚疾患が原因で抜け毛を発症しているかもしれません。抜け毛を解決するには、皮膚疾患の治療が最優先です。

まとまって抜けている箇所がある

円形脱毛症を発症していることが考えられます。多発性や難治性の円形脱毛症になると、完治まで時間がかかることもあるので早めの治療が必要です。

更年期障害の症状がある

抜け毛の症状も、更年期障害による女性ホルモンの影響で起きているのかもしれません。びまん性脱毛症の可能性もあるので、早めの対策が必要ですよ。

体調がすぐれない

体調がすぐれずに食欲がないという人は、毛根が栄養不足になっているのかもしれません。食事から摂れる栄養が少ないと、人の身体は生命の維持を優先するので髪の成長に必要な栄養が毛母細胞に届いていない可能性があります。

産後の脱毛症

産後2か月目から脱毛が始まる人が多いのですが、これはホルモンのバランスが元に戻っていくことで起こる脱毛です。6カ月から1年で治まるのが普通ですが、身体が回復しきれていないとヘアサイクルが元に戻らずに脱毛症になってしまうこともあります。

秋の抜け毛は夏のダメージが大きな原因

秋の脱毛症が起こる原因として、夏の紫外線や気温による影響も大きいと言われています。では、どんな風にして頭皮や身体にダメージを与えてしまうのでしょうか。

紫外線ダメージ

夏になると日照時間が長くなり、紫外線ダメージを受ける時間が長くなります。それに加えて、バーベキュー、海水浴、夏フェス、お祭り、ビアガーデン、キャンプなどアウトドアでの楽しみも増えますよね!女性として顔には日焼け止めを塗っている人が大半だと思いますが、頭皮はどうでしょうか?

何の紫外線予防もされていない頭皮は、直に紫外線のダメージを受けてしまいます。紫外線ダメージを受けた頭皮は水分を失い、バリア機能がなくなってしまいます。そのため、過剰に皮脂が分泌したり頭皮が硬くなったりしまうことによって血行が悪化、抜け毛や薄毛の原因になるのです。

プールの塩素

夏はプールに行くのを楽しんだ人も多いでしょう。プールはたくさんの人たちが使用するため、塩素を使ってプールの水を消毒して衛生管理をしています。塩素が入っているからこそ安心してプールを使うことができるのですが、頭皮や髪にはあまりよくありません。

塩素は漂白剤と似たような作用をするので、髪の毛が茶色くなったり頭皮の皮脂を失ったりしてしまうことがあります。また、プールに行くことによってシャンプーの回数が増えて、ドライヤーによるダメージも受けやすくなりますね。プールの塩素はこれらのような髪や頭皮へのストレスをためてしまうことになります。

汗の皮脂汚れ

アウトドアを楽しめる暑い夏!気温が暖かいと代謝も良くなるので、汗をかくことも多くなると思います。汗の皮脂汚れは頭皮の毛穴からも排出されますが、毎日のシャンプーが十分でなかったり正しくできていなかったりすると、毛穴が塞がってしまいます。

毛穴に皮脂汚れが着いたままにしておくと、皮脂が酸化して臭くなったりマラセチア菌が増殖したりして、皮膚トラブルの原因にもなりかねません。このように、皮脂の汚れがちゃんと落とせずに、頭皮に着いたままになっていると秋の抜け毛の原因になります。

夏バテ

日本の夏は湿気も多く、暑い日が続きますよね。暑さで眠れない、元気が出ない、食欲がない…でも仕事は休めない!眠れないということは、夜の22時から2時まで分泌される成長ホルモン(肌や髪、身体を修復する役割のあるホルモン)の分泌が足りていない。

食欲がないということは、食事を十分に摂れていないことで髪の毛の成長に必要な栄養が足りていないということになります。このような夏バテの状態のまま秋を迎えてしまうと、髪に十分な栄養が届かないことで抜け毛が始まってしまいます。

不十分なアフターケア

夏のダメージとして、紫外線、プールの塩素、汗や皮脂汚れ、夏バテが主な原因です。しかし、髪のために夏を楽しまない方がいいのかというと、そうではありません。せっかくの夏なのですから、楽しまない手はありません!抜け毛予防の大事なポイントは、予防やアフターケアにあると言えます。

夏の頭皮や髪へのダメージを受けても、しっかりとした予防やアフターケアさえ行っていれば秋になって抜け毛としてダメージが現れる心配はありませんよ。

起きてしまった秋の抜け毛には

秋の抜け毛は夏のダメージからくるなんて知らなかった!もう抜け毛が始まっちゃった!という人のために、秋の抜け毛をできるだけ早く終わらせるための対処法を紹介します。

食事を見直す

髪の育毛に良い食生活にチェンジしましょう!

髪に良い食べ物
大豆製品

イソフラボンは女性ホルモンであるエストロゲンと似た働きをします。エストロゲンは髪の成長期を伸ばしたり、太くてコシのある髪にしたりする働きがあります。

緑黄色野菜を食べる

ビタミンなくして髪の毛は作られない!ともいわれるくらい大事な栄養素です。熱を加えると分解されてしまうビタミンもあるので、サラダなどで食べましょう。

ミネラル

亜鉛やアミノ酸などのミネラル類が髪に良いと、昔から言われていますね。亜鉛は髪の生成に必要な要素ですが、身体では作れないので食べ物から摂るしかありません。亜鉛を多く含む食べ物として、牡蠣などがありますよ。

ネギ科

玉ねぎや長ネギ、ニンニクなどのネギ科の野菜には、血液をさらさらにする効果があります。血液がサラサラだと、栄養や酸素が毛細血管を通って毛母細胞に届きやすくなりますね。

サプリメントで栄養を補う

一人暮らしの人や、仕事が忙しくて食事を毎回作るのは難しいという人もいるでしょう。食べ物から摂取するのが難しいのであれば、サプリメントからでも栄養を補うことができます。ただし、サプリはあくまで栄養を補うものなので、食事はしっかり摂りましょう。

適度な運動で血行促進

運動をすると、ストレス発散、血行促進、代謝のアップなど、髪の育毛に良い効果がたくさんあります。今まで運動をしてこなかったという人も、ウォーキングならできますよね?有酸素運動の方が、酸素が体に行き届くのでゆっくりと行えるウォーキングやヨガがオススメですよ。

女性用育毛剤でスカルプケア

顔のスキンケアはするのに、頭皮のスカルプケアはしていないという人もいるのでは?頭皮と顔はとても近くで繋がっていますよね。頭皮も女性用育毛剤を使ってケアしてあげることで、頭皮環境を改善し髪の毛が健やかに育ちやすい状態に導いてくれます。スキンケアに女性用育毛剤も加えて、毎日スキンケア+スカルプケアを行いましょう。

ひどい時は育毛クリニックの先生に相談

秋の抜け毛があまりにもひどい。または、秋の抜け毛だと思ったら冬になっても止まらない。という人は、育毛クリニックで医師に相談しましょう。もしかしたら別の病気にかかっているかもしれませんし、何らかの脱毛症の可能性もあります。早めの治療が早期改善のカギになるので、早めの受診をお勧めします。

秋の抜け毛対策は夏から始める

秋の抜け毛の原因は、夏に受けたダメージが関わっていました。ということは…、夏から抜け毛対策を始めることで秋の抜け毛を未然に防ぐことも可能だということです。

帽子をかぶろう

一番手っ取り早くて確実な紫外線対策は、帽子をかぶることです。黒や色の濃い帽子は熱を吸収しやすいので、熱くなりますが紫外線をカットします。白や色の薄い帽子は熱を反射するので、夏には最適なのですが紫外線を通してしまうという特徴があります。

しかし今は、UVカット加工されているつばが広めの素敵な帽子をよく見かけますよね。UVカット加工されている帽子なら、好きな色で頭皮の紫外線対策をすることができるということ。コンパクトにして持ち歩き便利なタイプもあるので、お気に入りを見つけましょう。

日焼け止め効果のある整髪料を

帽子はどうしても似合わない!または、ヘアセットしたら髪が崩れるので帽子はかぶれない日は、日焼け止め効果のある整髪料をつけましょう。髪を整えて、日焼けによる脱色も防ぐことができます。スプレータイプの髪用日焼け止めなら、仕上げにシューっとするだけなので簡単ですね。

夏バテは夏のうちに解消

夏バテは秋まで持ち込まず、夏のうちに解消しておきましょう。

夏バテを解消するポイント
  • 3食きちんと食べる(さっぱりしたものでもOK)
  • 水分補給をしっかりする(ぬるめの水)
  • 湯船で身体を温める(半身浴がGOOD)
  • 運動をする(ウォーキングでOK)

夏バテは、病院でも治療を受けることができます。なかなか良くならない夏バテは、医師の診断の元で点滴やビタミン剤の処方で改善することも可能ですよ。

プールの後はシャンプー&トリートメント

プールに入っている塩素の働きで髪の色が脱色したり、頭皮の皮脂が落ちたりしてしまいますよね。プールの後にシャンプーをせずに放置してしまうと、この塩素による髪や頭皮へのダメージがじわじわと働いてしまいます。また、シャンプーをしてちゃんと乾かしても、ドライヤーの熱で髪が傷んでしまうことも。

そこで、プールの後はきちんとシャンプーをして、ドライヤーを使う前には流さないトリートメントなどをつけ、髪をドライヤーの熱から守りましょう。プールに入る前にトリートメントをつけておくのも、塩素からのダメージを防ぐのに有効な方法だと言えます。

まとめ

秋の抜け毛は、その名の通り秋のうちに治まるのが通常。その原因は毛の生え変わり時期と夏の間に受けたダメージによるものだと言われています。つまり、秋の抜け毛は自然なことだけれど、抜け毛の症状が軽く済むか重くなるかは夏の抜け毛予防にかかっているということになりますね。

夏は紫外線、プールの塩素、汗、夏バテなど、抜け毛を引き起こす原因がたくさん潜んでいます。大事なのはそれらに対するアフターケア!きちんとアフターケアをしてあげることで、抜け毛は十分予防が可能ですよ。

また、夏のダメージか秋の抜け毛だと思っていた抜け毛の症状が、別の脱毛症や病気の可能性もあります。抜け毛がひどく、心配な場合は専門医師に診てもらうと良いでしょう。抜け毛の原因が分かれば治療法も見えてきますし、ストレスも軽減されますね。